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新しい職場を探す人へ

最近、友人から『職探し』について相談を受けたので、そのことについて書いていこうと思います。

新しい働き先を見つけようとする時、ほとんどの人は大手の求人サイトにアクセスし様々なカテゴリーの中から自分が興味のある職種を選択し、面接に応募しますよね?

求人情報を見る際に、アルバイトであれば時給であるとか、正社員であれば月給は年収の部分を確認するとは思いますが、まず僕が最初にアドバイスさせてもらったのは、業界が同じならば、会社ごとにもらえる賃金というのは大した差がないことです。

これは以前にも別のレポートで書いたこともありましたが、労働者が受け取ることができる報酬と言うのは、会社事よりもどの業界のどの業種であるか?という要素の方がはるかに大きな影響があります。

どう言う事かというと、

例えば建設業で日当30,000円はあり得るが、カフェ店員で日当30,000円は不可能ほぼ不可能である。という様な事です。

こういったことが全ての職種で存在し、『この業界ではほぼほぼ経営者以外に高い報酬を得られない』と言う業界がたくさん存在するのです。

僕は1年間の半分をオーストラリアで過ごしているのですが、オーストラリアに住む日本人の中では、なぜかバリスタの資格を取うとする人が非常に多いです。

バリスタコースを受講してカフェ店員になりたい。バリスタコースで取得した資格を使って日本で働きたい。そういったことを考える日本人は多いようですが、『コーヒーが好き過ぎてたまらない』『コーヒーを入れる仕事以外したくない』と言う人でない限り、何なん十万円もかけてバリスタコースを受講するのはあまりにも投資効率が悪い。 

『カフェ』と言うのは。もともと利益率の高い商売ではないので、低賃金の労働者をたくさん雇用することによって成り立っている職場の方が圧倒的に多いのです。

つまり、良い待遇と言うものを受けたいのであれば、自分の好みだけで働く業界を決めるのは危険であると言うことです。『どこのカフェにしようかなぁ』と求人情報を眺めている時点ではすでに勝負が決まっていることがある。

どこの場所で働くか?
どこの業界で働くか?
どの業種で働くか?

職探しをする場合、報酬額に影響の大きいこれらをしっかりと意識して職探しはするべきです。この三要素がしっかりとハマれば、どこの会社で働くかと言うのはもうあまり吟味する必要が無いかもしれない。それほど重要な要素です。